意味もなく島へ行こう
特に目的は無いが、夏なので海でも見よう。というわけで電車に乗って知多半島へ。
さあ着いたぞ。次は船だ。
うおお。
さあ着いた!海水浴場だ!家族連れの群れと睨むようにこちらを見てくる日に焼けた島民の若い男たちだ!
島内はこんな感じ。ふーん。
ちょっと歩くか。
暑いし、疲れたし、別になんにも無いな…
食堂に入る。店内は満席だった。そこへ別の三人連れが来た。そいつらが4人席に一人座っている僕の方を見て、今入るとあいつと相席になるぞみたいにコソコソいっている。
うるせーよ!!ばーか!!
僕は家でも食えるようなタコ(皿の大きさの割に少ない)をもちゃもちゃ食べてさっさと店を出た。
お土産を買う。
船に乗る。クソガキがはしゃいでいる。
電車に揺られる。痴漢風のキモおじさんが二人がけの席に座っている女子中学生の空いていた横にわざわざ座る。途中で逃げる中学生を見届ける。
バカみたいに暑い中、駅から歩いて家に帰る。帰宅。
疲れた体をベッドに横たえながら、島なんかには絶対に住みたくないなとぼくは思った。
完